すっからかんのLHM。2CVのブレーキ・オイルは通常のクルマと違い、LHMを使います。知ってて良かった。フツーのブレーキ・フルード入れると、パッキン類ががびがびになります。
右側のミッションケースがうっすらとミドリ色なのが分かるでせうか?ついでにエキパイ固定用ボルトの脱落も発見。
後光かがやく中、救世主の登場。本日はアロハに軍手を召していらっしゃる。画面には入ってないが須賀氏も救援に。
シフトがへろへろだったのは、リンケージのブッシュが溶けていた(前のオーナーはこともあろうに、ゴム部へCRCを注入していたらしい)のと、シフト・ロッド固定用ナットがゆるんでいたせいでした。「汝、よく乗ってきた。」とは救世主の弁。
リンケージはその場で交換、LHMは足して現場でエア抜きを決行。この時点ではキャリパーからの漏れはなかった。なんなんだ?とりあえず、新サティアンに持ち込んでキャリパーのOHをすることになりました。
サティアンとは共同ガレージのこと。都内でクルマを複数持つ人たちが立てたガレージです。できたばっかりの新サティアンは水道も電気もなく、コンクリたたきっぱなしの状態。ここでいきなしブレーキばらしにとりかかりました。
たまたまサティアンに来ていた、まっちゃん。アレヨアレヨというまにフェンダーが外れちゃった。「2CV整備はフェンダーばらし」から始まるのです。
1時間ほどでバラシ終了。実はこの後ピストンを抜き取るのに難航。エアーで吹いてもどうしても1本だけ、抜けない(^^;結局内田自動車@ヨッパライにお願いし、ガストーチであぶって、やっと抜けました。
組付けはワタシ一人の作業になりました。ピストンのシール(Oリング)を2本ずつ取り替え、ブレーキ・グリスを塗りつつ組み立てます。真っ暗なサティアンでカンテラと懐中電灯だけの作業は結構大変。最後にエア抜きで終了。
深夜11:00作業終了。新井@エイデンシャさん、須賀さん、まっちゃん、ありがとうございました。お陰で帰れます。