2CVのヒーターはこんな構造です。カンカンに熱くなったエキゾースト・パイプは弁当箱状のボックスに寄り道してから集合されます。もちろん、弁当箱の中には排気は漏れません(穴が開いてなければ(^^;)。この弁当箱の中の空気は暖められるのでこの空気を青色のホースを使って、運転席に供給します。助手席はいきなし足下に来ますが、運転席側はフロントガラスのデフと兼用で、切り替えられるようになっています。
この青い部分のホースは段ボールのような紙製(ただし、内側にスポンジがついている)なので、腐ったり、破けたり、はたまた燃えたりするそうです。私の2CVは前オーナーによってアルミのジャバラ・パイプとアルミ・キッチン・テープの手製だったのだけど、こないだブレーキOHの際、エイデンシャの新井さんの手により「こんなの、いらないよね」の発声のもと、ばりばりと引きちぎられてしまったのでした。「ここをアルミで作っているヒトは多いけど、がしゃがしゃうるさいよ」とおフランス座の榊支配人にも言われていたので、正式モンをつけました。
この、ヘーワな紙筒がそれ。エイデンシャで1本\3,000。都合2本必要です。テキトーにカッターで切って使用しました。こいつは長めに切り、きつきつにしておくのがポイント。ゆるいと脱落し、エキゾーストに触れて火災の原因になります。