まずはオルタネーターの2本のボルトをゆるめます。これでコッグド・ベルトがゆるみます。ただし、後から聞いたことですが、ベルトをゆるめなくともクーリング・ファンの脱着は可能だそうです。
で、こんな感じにカナアミを取ります。
で、次にクランクシャフトに直接付いているクーリングファンをはずすのですが、クランクシャフトが空回りしてしまうため、私はフライホイールのギアにドライバーをツッコミ、回り止めにしました。
この状態で14mmのボルトを外します。
やおらクランク掛けのロッドを差込み、手でひねったところ、びくともしなかったので跳び蹴り!(ブチさん、撮影)
やった〜、はずれた!実はコレ、以前から何回も挑戦してきたんですがてっきりスプラインが切ってあるもんだと思っていたので、ファンを手前に引っ張っていたのです。ただのテーパーだったとは。で、コレがクーリングファンの裏側。コッグドベルト駆動プーリー一体式です。ばっちぃので分解して灯油に浸けておきました
これがエンジン側。丸穴の上側に見えるのは空冷エンジンの命綱、オイルクーラーです。手前に垂れ下がっているのはオルタネーターのコッグドベルト。俗称ファンベルト(^^;
グリスと煤で触るのもいやなゴムシートをめくると、ついにポイントのハウジング(?)が見えてきました。赤矢印の蓋の中にポイントが、また、青矢印はコンデンサーです。
ハウジングをまるごと外したところ。かなりばっちぃのでパーツクリーナーをびしばしかけました。
ポイント、コンデンサーはエイデンシャで購入した新品に交換。セットで\3,400でした。赤矢印は後でギャップ調整するコンタクト部です。
コイツを調整している図。緑矢印の楕円形のカムが回ると赤い部分のコンタクト部が断続する仕組みです。ギヤをローにシフトし、クルマを前後に移動させて無理矢理カムを回し、コンタクト部が最も開いた箇所で調整します。このポイントギャップは0.35〜0.45mm。0.35mmのシグネス・ゲージを差込み、青矢印のネジで調整します。緑矢印のカム部にはグリスを塗っておきます。私は忘れてしまったので、また分解するハメになりました(^^;
あとは元通りに組んで完成。本来はこの後、ドエル(ポイント開度)角を109度±2度に調整し、点火時期調整をする必要があります。