本日のクランケ。'89 2CV6チャールストン。黒いガムテが哀愁を誘います。次から次へと傷口が拡がり、まるで破れ傘です。とりあえず、矢印の幌止めバンドのホックを取ります。
次いでトランクリッドをはずします。写真のように持ち上げると横に引き抜くことができます。それからリアガラス下部左右裏側の8mmのボルト2本をはずします。それからいつも幌を開ける要領で幌をめくっていくとリアガラスごと幌がはずれます。
幌自体はパリパリになっていました。これぢゃ、破けるよね。
新品の幌はエイデンシャでゲットしたもの。リアガラス付きで、なんと58,000円です。安いよねぇ〜。で、古い幌からはずさなくてはいけないのは、リアのトランクリッド用レール?と、フロントのストラップのみです。
リアのトランクリッド用レールは両側のアルミの金具をはずす必要があります。この金具は皿ネジ2本で止まっています。これをはずすとレールが引き抜けます。こいつらを新しい幌に移植します。
フロントのストラップはネジ2本で取り付けられています。これも移植します。
幌の取り付け座(先ほど8mmのボルトで止まっていた部分)はペナペナの鉄板製。新品の幌のこの部分は梱包時につぶされていたのでペンチで起こしてやりました。幌の装着はさっきと逆の手順になります。ただし、リアガラスの中央上部にベロが出ています。これをクルマ側の桟の溝にハメ込むことを忘れずに。これをやらないとリアガラスがぺっこんぺっこん動いちゃいます。8mmのボルト2本を止め、トランクリッドをはめ込みます。最後に幌止めバンドのホックを付けますが、このとき左右に若干タルミが出るようにしておくのがポイント。幌はそのうち縮むので自然と張ってきます。
幌の張りはこの幌アーム(通称バタンコ)の取り付け金具を前後させることによって調整します。
これで雨が降っても大丈夫。しかし、簡単です。慣れれば30分くらいで終わる作業です。拍子抜けしました。