誰にでもできる、デルタのオイル交換

 今日は、誰にでもできるデルタ(他のクルマでも同じ)のオイル交換でいってみよーと思います。
 とりあえず、クルマをいじってみようかな?と思ったらまず、やってみたいのがオイル交換でしょう。


 本日用意したモノはこんだけ。では順に...

  1. ガレージジャッキとリジットラック
     ドレンプラグ(オイル抜きの栓)に手が届けばいいけど、そうでないクルマは下にもぐらなきゃいけない。そゆー場合にはこいつらが必要。デルタは届くけど、今回は本格的にやりました。ただし、パンタジャッキだけでもぐるのは絶対に危険、自殺行為です。愛するビートルに顔面をつぶされたヒトの話も知っています。気を付けましょう。

  2. オイルぱっくんとオイル受け
     両者とも廃油の処理に必要です。オイルぱっくんだけでなんとかなりそーだが、結局周囲に廃油をばらまけ、泣くのでオイル受けも用意したほうがいいでしょう。デルタの場合、オイル量は約5.3Lなので6L用以上のものを用意しないと泣きます。ん〜、ポルシェなんかどーなるんじゃろ(^^;

  3. フィルタレンチとラチェットセット
     フィルタレンチはデルタの場合、オートバックスとかで売ってる"ナゲナワ式"のヤツは使えません。とてもぢゃないけど回せないでしょう。で、私は高〜いBluePointのヤツを使ってますが、最近、フィルタの頭にかぶせるタイプのヤツを発見、これでもいいでしょう。いずれにしても、上から回すタイプぢゃないと使えません。そのほか、デルタの場合12mmのヘキサゴンレンチも必要です。これはドレンプラグ外し用よ。

  4. オイルとエレメント
     オイルはB's Garageオススメのペトロカナダです。国産車なら4L缶で余裕ですが、デルタだと6L必要。辛いところっす。エレメントは純正だと高いので、東久留米のFLMC(フィアット・ランチア・メンバーズ・クラブ)で購入。


 オイル交換のタイミングはエンジン停止後30分位がいいでしょう。完全に冷えているとなかなかオイルが抜けきらないし、ちりちりに熱いとヤケドします。作業場所はコンクリの上など、カタイところで。地盤がユルいとこでやるとジャッキがメリこんだりして大変よ(^^;

 まずやることはバッテリー外し。デルタはコレやらないと手が入りません。バッテリー端子外すときはマイナス端子から。どーしてか?っていうのは自分で考えてね。勿論付けるときはプラスからよ。


 それからクルマをジャッキアップ、ウマ(リジットラック)をかませて、カムカバーのオイルキャップも外しておきます。


 次にクルマにもぐって、ヘキサゴンレンチでドレンボルトを外します。勿論オイル受けを置いて置かないと泣くよん。オイル顔にぶちまけて泣いたヤツ知ってるし(^^;


 フィルタレンチはこうしてエクステンションを付けないと、届きません。必要なら、買ってきましょう。コイツで古いオイルフィルタを外します。


 外したドレンプラグ。国産と違って、変なカタチでしょ。きれーに洗ってシールテープ(エーモン製でオートバックスとかで売ってます)を巻いておきます。再びクルマの下にもぐってドレンプラグを締め付けます。デルタの場合、締めすぎに注意。過剰に締めるとボルトがオイルパンの中に落っこちてしまいます。こーなると、お手上げで、オイルパン交換となります。私のデルタの場合もかなり穴が拡がっていました。以前のオーナー行きつけのショップのいい加減さがわかるところです。


 廃油はこうしてオイルぱっくんへ。これで燃えるゴミとして出せます。


 新しいフィルタのゴムパッキン部にはオイルを塗っておきます。こいつの締め付けは手でやってね。レンチでやると締めすぎちゃうから。ぎゅって感じ。


 ドレンプラグ、フィルタを付けたら、オイルゲージ確認しながら新しいオイルを注入。いちおー、オイルジョッキ使った方がこぼさなくていいよ。エキマニにこぼしたりすると、あとで黒煙もうもう、なんてことにもなるし。


 ジャッキをおろして、交換終了。簡単でしょ。休日ごろごろ過ごしてるんだったら、このくらい、やってみれば?クルマへの愛着もひとしおっすよ。ちなみに、この日はタイヤのローテーションもしましたが、絶対やってはいけないのが、
コレ↓

 こうやって締めるとホイールハブ痛めてしまい、いいことなし。こうやって締めすぎたクルマが走行中にボルトが吹き飛び、登校中の小学生の列に突っ込み、悲惨な死傷事故を起こした例もあります。絶対にやめましょう。適正締め付けトルクは12kg程度です。


戻る


Min^2's E-Mail : min2@os.rim.or.jp