事故後の顛末

 1月にタイヤをミシュランMXV3Aに換えた直後、ダンプと事故ってしまいました。デルタは無事、直ってきたのですが、その辺の顛末を。
 事故の状況は衝突実験室の通り。その翌日、逃げたダンプは見つかり、警察が電話番号を教えてくれました.....。んで、終わり。お〜い、あとは自分でやれってかぁ?警察は見つけるとこまでしかやってくれないのです。B'sのブチさんは「タイヤ全部、右ドアミラー、右フロントフェンダー、右リアドア、右前後ホイールだね」と言ってくれましたが、相手の保険屋がしぶとい。「7:3になるかも」とか「ホイールはダメ」とかダダをこねる。結局、ブチさんの言った修理を全部やって、8:2で決着しました。代車代もなし。
 そんでもって、板金修理に出したのが「天下の綿引自動車」。現在埼玉県戸田にある、老舗の板金屋さんです。ミジェット乗りの@_@ sinさんがアテ逃げされたときの修理もここ。その時にブチさんに連れていって貰いました。やー、凄い凄い。ディアブロ(!)、ポルシェ、マセラティ、ベントレー(!)、超一級の外車ばかりが並んでいます。げげ、こんなとこに出しちゃうの?なにしろ240Zのオールペンが200万(!)というところからも、ここんちの仕事がわかります。@_@ sinさんがミジェットを出した時に「こんなクルマですいません。」と言うと、応対に出た青柳さんは「いやいや、お客様の大事なクルマですから。」おお、感動。その証拠に、パテの造形作品だった@_@ sinさんのミジェットのフェンダーは全部剥離され、一週間かかってラインを叩き出したそうです。そーゆー職人さんがいっぱいいるところなのです。当然保険屋にもその名は知れ渡っていて、ブチさんが「綿引に出します」というと保険屋の「泣き」が入るそうです。そいでもって、保険屋が綿引に「パテ盛れば、もう少し安く済むでしょ?」と言うと「オレらにパテを盛れって言うのか?!」と、啖呵を切るそうです。すばらしい。
 というわけで、私のデルタは事故前よりもぴかぴかになって戻ってきました(^^;ただし、ここで恐ろしい事実が明らかになったのだよ、お立ち会い。綿引の職人さんの話だと、
「このクルマ、オリジナルの塗装は屋根だけだね」
とな。なにそれ、事故車ってこと?良く聞いてみると、「特に右側を激しくヒットした痕跡があるらしい。このクルマを買ってもうすぐ4年、私もブチさんも全然気が付かなかったっす(^^;アライメントもばっちし決まっていたところを見ると、前回修理を担当した巨匠はかなり「い〜い仕事してますなぁ」なのだ。しかし購入したとき、某ディーラーは「勿論事故車なんかじゃないですからね」って言ってたよなぁ。もう、怒る気もしないけど。
 さて、当然綿引さんの仕事はばっちしでした。

 フロントフェンダーはこんな感じ。前後ホイールも新品。

 リアドアも綺麗に叩き出されてました。

 折られたドアミラーは新品に交換。

 フェンダーのエンブレムは事情により、周囲を自作しました。

 日本に輸入されたデルタのフェンダーにはディーラーものにはHFのバッチ、平行ものには「integrale 16V」の銀色ステッカーが付きます。もともと本国ではこの位置にサイドマーカー・ランプが付くので、穴が開いています。日本に輸入する際、この位置では視認性に問題があるらしーのでブリスター・フェンダー部に移設されます。バッチやステッカーはそのための穴隠しです。私のデルタは平行ものなのでHFバッチより一回り大きいステッカーがついていました。今回、右フェンダー全塗装のため、ステッカーは剥がされたワケなのですが、このステッカーは入手不可能です。そーなると右側だけバッチにするとみっともないので、左側のステッカーを剥がそうとしたところ、なんと前回の巨匠は左フェンダー全塗装の際、ステッカー部を綺麗にマスキングして塗装していたことが判明しました。となると、ステッカーを剥がすと、塗装がばりばりに剥がれるのは必定。どうします?と聞いてきた。
 その回答がこれ。ステッカーよりさらに一回り大きいイタリア国旗をカッティングシートで自作、その上にバッチを貼ることでクリヤしました。なかなかカッコいいでしょ?(^^;


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