タイミング・ベルト切断の恐怖

 デルタ乗りなら誰でも気になるのが、例の「タイミング・ベルト切断」。
 B's GARAGEに「タイミング・ベルト切断」→「バルブ・クラッシュ」という悲しい末路をたどったエボIが入場した、ということで取材しました。

 オーナーは愛息を乗せてお買い物中、「ぱしぃ」という音を聞いたそうです(^^;その直後エンスト。よせばいいのにオーナーはオイルフィラー・キャップをはずし、クランキングしてカムの動作確認をしたそうです。その際、「がちゃがちゃ」という音も聞いたそうな(^^;ひえ〜〜。
 前回のタイミング・ベルト交換は2年前。しかし7,000kmしか走っていないことは注目に値します。要するに走っていなくとも、ゴムは経年劣化するということです。

 カムシャフトのスプロケの手前に見えるのが、切れたタイミングベルト。通常はコマ飛びで死亡する場合が多いらしいですが、ここでは完全にぶち切れてます(^^;

 ちょっとカーボンで見にくいですが、ピストンにバルブの跡がくっきり付いているのがわかります。この程度だとエンジン腰下は大丈夫。曲がったバルブ交換でケリがつきます。

 やったら古くさい鋳鉄製エンジン・ブロック。ここいらへんがフェラーリなどとの血統の違いが明らかになるところ。こんなんでWRCで勝てたのはフシギ(^^;

 それに引き替え、モダンなアルミ・ヘッド。よぼよぼじ〜さんに鞭打ってるようなクルマなのです、実は。


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