前回イチ・ロク・ニー・ゴー。あ、失礼。G→Em→Am→D7→Gの基本的なコード進行の可能性を広げてみました。ちょっとエグい例として、下の譜面を見てください。

使っているコードは以下の通りです。

よーく見ると2弦3フレット、4弦4フレットが共通で、あとはルート音が変わるだけの「省エネコード進行」です。Am11add6なんて適当なコードネームついてますが、こじつけもいいとこです。大体Amのマイナーを決定するC音がどこにも入ってない「マイナーでもメジャーでもないコード」です。前後関係から行きがかり上(^^;Amとしているだけです。D11はサイモン&ガーファンクルの「4月になれば彼女は」に出てくるコードで、初めて弾いたときは「なんて綺麗なコードなんだ」と感動したのを覚えてます。いずれにせよ、2度音程であるF#とG、DとEを2つも持つコードたちです。実は僕の「笑顔のシャツ」はこれをちょっとひねったコードを使ってます。こうやって、「なんとなく雰囲気がいいから」という理由で、どんどん新しい自分なりのコードを作ってしまうのも「アリ」です。理論的にどうのこうのはあまり、関係はないと思います。
さて、ちょっと気になることを書きます。

うわ、出た。初心者ギタリストの最初の関門、あの忌まわしきFのコードです。僕も40歳を過ぎて左手の握力も弱くなり、このFのコードを5秒以上押さえるのは困難を極めます。それもあって、僕のレパートリーでこのFコードを使った曲は1つもありません。もちろんFはありますが、Fmaj7とかF6に変形させてるからです。では、Fを押さえるコツです。

これでは僕でも音は出ませんし、出たとしても濁る、手に負担もかかります。よく見てみると左手の親指が顔を見せてるのがわかりますか?これが原因です。ではどうするか?
このように親指の位置をずらすのです。ちょうど中指の裏側に親指が居る感じです。こうするためには左のひじと肩を「入れ」ます。ストラップでギターを吊る場合にはネックの位置が下がりがちなのでさらに困難を極めると思います。ロックギタリストみたいにギターを下げてぶら下げるとFを押さえることはほぼ無理でしょう。僕はストラップを使うときは長さを一番短くしてクラシック・ギタリストみたいにネックを高く上げます。これだとカッコは悪いのですが、コードを押さえるのが容易になるはずです。
最初の写真よりひじの位置が下がっているのがわかります?あとフレットぎりぎりを押さえているのもポイントです。こうすると最小の力で押さえることができ、弦のビビリを防ぐことができます。
さて、も一個気になることを。ライブハウスで他人のギタープレイを見ていて気になる点です。所詮コードストロークなのですが、粒の揃ったいい音を出すギタリストはなかなか居ません。なぜでしょうか?

こういうストロークをしてる人が本当に多い。手首が固まっていて、ストロークの回転中心がひじになっています。だから、6弦に当たる時のピックの角度と1弦に当たる時の角度が極端に違ってしまう。これだと大音量でかき鳴らしたくても効率が悪くて、大きな音が出ません。さらに、1弦に対してナナメに当たるために弦も切れやすくなります。ストロークしていると「キュ、キュ」と不快な音を出す人はほとんどがこれが原因です。
わかりにくいかも知れませんが、僕のストロークです。腕の振りとともに手首のスナップを使ってストロークします。僕もある日突然できるようになったわけではなく、エレキギターを弾いていた時代に、ファンク系の16ビートカッティングを練習していたためだと推測しています。早いカッティングはなるべく力を使わずに鋭く振り抜かなくてはいけないので、自然と手首を回すことを覚えたのでしょう。これだと弦が歪むくらい、めちゃめちゃデカイ音を出すことも可能です。しかも力を使わずに。。。。ギターをじゃらん、と弾いただけでそいつの上手下手がわかってしまうくらいのポイントではあります。
これを確認するには大きな鏡の前で練習することです。ナルシストでなくても鏡の前で練習することはとても重要なことです。僕の家には大きな鏡が無いので、夜、ガラス窓に向かって練習しました。ストロークだけでなく、左手のコードチェンジなんかも自分で見てみると、変な力がかかっていたり、見た目に汚い押さえかたをしているのがわかります。良いプレイはリラックスしたフォームから生み出されるのだと信じてます。ちなみに僕はもう25年以上ギターを弾いてますが、演奏中に弦を切ったことはありません。