アイドル不調なんスよ('99 8/14)


 さて、どーもアイドルがおかしい。こないだも信号待ちでエンストしてしまう始末。ヘインズを調べてみると私のXantiaは8VのSOHCで、マニエッティ・マレリのエンジンコントロールシステムでした。げげ、マレリといえばデルタで散々な目にあったばかり。要はBOSCHのDジェトロニックみたいなもんですが、アイドル・スピード・コントロール・バルブが結構悪さをするのです。なお、BXの最後期型やZX1.6Lもマレリです。

 スロットルのプーリーのとこをみてみたらありました。ヘインズだとアイドル・スピード・コントロール・ステッパー・モーターと記されていますが、アイドル・スピード・コントロール・バルブ、略してISCバルブなどが一般的な呼び名だと思います。横っちょにマニエッティ・マレリのマークが見えるでしょうか。私はコレを見て倒れそうになりました(^^;またオマエか!愛する息子の髪の毛をかき分けると「666」の文字を発見してしまった(^^;そんな気分です。
 こないだまで乗っていたランチア・デルタのアイドル不調のメインの悪役がこいつ。進歩してないなぁ(^^;試しに暖気後、エンジン始動中にこのコネクタを引っこ抜いてみてください。アイドル回転数が変わるはずです。このバルブで補正してるはずなのですが、汚れてくると仕事をサボるようになります。

 で、掃除するにはこれを外す必要があります。青矢印のスロットル・ケーブルが邪魔なのでヘキサゴンでこれを外しておきます。あと、バキューム系のホースも必要に応じて引っこ抜きます。いちおー、バッテリーのマイナス・ターミナルも外しておくと良いでしょう。で、バルブ本体はコシャクなことにトルクスのネジでついてます。私はうっとうしいのでM4のネジに交換しちゃいました。

 うわ、ばっちぃ。思った通り真っ黒いタール状のススがこびりついています。これはキャブクリーナーで再三にわたり攻撃、ウェスでぴかぴかにしておきます。また、バルブが付いていたスロットル・ボディ本体にもキャブクリーナー&ウェスをお見舞いし、ピカピカにしときます。

 ついでにエアクリーナー・ケースへのホースを抜き、スロットル・ボディ内部を覗いてみるとこちらにも黒いタールが。うりゃうりゃとキャブクリーナー、行っときます。

 で、見上げた真ん前には真っ黒いエアー・エレメントがありました(^^;
 エアーで拭いても全然汚れが取れません、交換ですな。それにしても40万の車検って一体.....

 組み上げてエンジン始動。キャブクリーナーを吸い込んでしまったせいか、ちょっと回転がバラけましたが、やがて正常にアイドルするようになりました。アイドル回転数も若干上がったようです。


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