実り多き一日('99 9/4)
前回ISCバルブ洗浄で調子を取り戻したはずのXantiaですが、実はちょっと様子がおかしい。私は電車通勤なのでクルマに乗るのは土日だけ。で、一週間ぶりにエンジンかけると、調子悪いのです。要は、一発死んでるような感じでフケないのです。これは走り出しても同じなのでISCバルブのせいではありません。で、何かの拍子に直ったり、エンジンの暖気が終わると直ったりします。こーゆーのは電気系ですな。プラグコード被覆の絶縁劣化でリークしてるとか、ディスビのローターが逝ってるとか。で、川越のマツダに赴きプラグコード、プラグ(BOSCH)、エアクリーナー・エレメント、タイミングベルト、テンショナー・ベアリング、オイルエレメント×2を注文してきました。しめて約37,000円です。しかも実はアイドリングが低いのです。ヘインズでは850rpm程度となっていますが、私のは500〜550rpm。さらにフザけたことに「アイドリングはECUにて制御していますので調整はできません」らしいので、これは燃料系のフル洗浄も行った方がいいと判断、毎度おなじみB's GARAGEさんにて作業を行うことにしました。毎度のことながら場所代、工具借り賃等をお納めしております(^^;
まずはエアエレメント交換。2つのロック、2つのネジをはずしてカバーを開け、入れ替えるだけです。
次にプラグコードとプラグ。どうせだからシリコンコード行こうかなとも思いましたが、シリコンは耐久性に優れるだけで性能には関係ないのでパス。だって4000円も高いんだもん。プラグはとりあえず純正のBOSCHにしときました。本当はNGKにしたいところです。ここまでの時点でアイドリングが800rpm程度になってます。ああ、やっぱりね(^^;
次にはオイル交換、カストロールRS 10W-50です。別に意味はありません。安かっただけです(^^;ドレンプラグは幸いにも21mmのレンチでOK。エレメントも交換したので4.5Lほど必要でした。
で、次に控えしは大物、タイミングベルト交換です。Xantiaのタイベルは60,000km交換がメーカー推奨らしいです。すばらしいですね。デルタなんか20,000kmでしたもん。まぁこの個体は群馬ナンバーだったこともあり、都内ナンバーの60,000kmの半分くらいしか消耗していないと考えればいいのですが、HPネタということもあるし(?)、交換しとくことにします。なお、この作業だけはオウン・リスクで行って下さい。ヘタすりゃバルブクラッシュ→ヘッドOHの悪夢が待ち受けています。
バッテリーのマイナス端子を外し、クルマをジャッキアップ、右タイヤを外して作業開始です。できればプラグも全部外して置いた方が良いでしょう。後でクランクを回すのが楽になります。
デルタに比べりゃ異様にやりやすいとはいえ、そこはFF。狭いことには変わりありません。ベルト上側のカバーを止めている16mmと13mmのボルトを外せばカバーを引っ張り出せます。
出てきたのがこの風景。ん〜結構逝ってますなぁ。ベルトの背がだんだら模様になってるのがわかるでしょうか?テンショナー・ベアリングさんに折檻された跡です。それにしても細いベルト。デルタと同じくらいです。XantiaはSOHCのエンジン。カムプーリーは1つだけです。え?そんなの知ってるよ?あ、失礼しました。ちなみにBXもプジョーもみーんなこのSOHC直4ですよん。
右フェンダーのインナーカバーをはずすと、こういう風景になります。Xantiaのオルタネーター・ベルトはオルタネーター、HPポンプ、エアコン・コンプレッサーを駆動しています。テンションプーリーはありがたいことに自動調整式です。白矢印のとこに3/8インチのソケット・ハンドルを差し込み左に回すとベルトをはずすことができます。う〜ん、らくちん。
クランク・プーリーのボルトは22mmで締め付けトルクは12kg-m。こいつを緩めるには本当なら回り止めが必要ですが、今回はインパクトで緩めてしまいました。あ、ここは右ネジです。デルタのときは逆ネジでしたけど。念のため。
で、クランク・プーリーを外します。このときプーリー回り止めキー(1cmほどで小さい)が落ちるかも知れません。無くさないように。
それから下側のベルトカバーを外します。13mmのボルト1本とヘキサゴン・ボルト2本で外れます。
プーリーが外れたらボルトだけをもう一度ねじ込み、これにレンチをかけてクランクを回していきます。クランク側の合いマークが合った時点で止め、カム側をチェックします。
カム側には合いマークはありません。8mm程度のボルトを写真のようにカムプーリーの穴に刺すと、エンジン側にも穴が開いているはずです。これが1番ピストン圧縮上死点のはずです。
クランク側の合いマークはこれです。この状態でベルトのテンションを体で覚え(^^;、13mmのレンチでテンショナー・ベアリングをはずし、タイミング・ベルトを外します。
テンショナー・ベアリングは手で回すとスカスカ、しかもガタがあります。ベルトも新品に比べ1cm近く伸びていました。うーむ、それだけバルタイも狂ってしまうのね。
新品のベルトとテンショナー・ベアリング。BXの前期まではテンションは自動調整でしたが、後期からはこういう偏心ベアリングになってしまいました。うーん、退歩。で、矢印の角穴に注目。なんらかの棒をこの角穴に突っ込み、回さなくてはいけないのです。で、B'sさんのファクトリー内を探し回ったら、ありました。いいのが。実はフランス車のオイル・ドレンプラグは特殊な角型レンチが必要なのです。Xantiaは普通の六角なのですが....。で、その特殊レンチのサイズがぴったりです。えっと、1/4inchと3/8inchの中間と申しましょうか、いずれにしても何とかして欲しいところです。デルタのベアリングはブタ鼻のように2つの穴が開いてたのですが。
その後Xantia乗りの寺田さんから情報をいただきました。角レンチのサイズは8mm/mmだそうです。ありがとうございました。
これで気を取り直し、新品のベルトを張ります。テンショナー・ベアリングを仮止めしたら、クランクを2回転分くらい回し、合いマークを確認、さらにベルトのテンションを再確認して、本締め。ベルトのテンションはB'sのブチさんに確認してもらいました。なにしろ、ここだけは素人にはおっかないのです。あとはバタバタと組み上げて終了。エンジン始動、一発でした。なお、タイミングベルト交換に関してはこのBXのページが大変参考になります。
さらに時間の猶予があったため、B's自慢のSnap-Onのドクターカーボンで燃料系のフル洗浄を行って貰うことにしました。インジェクターをはじめとする燃料系をリフレッシュするための装置で、ガソリンに洗浄剤を混ぜ、エンジンを始動させます。ドーピングの類を一切信用しない私が、唯一やってもらうのがこのドクターカーボンです。
フューエル・ホースをバイパスさせて洗浄剤を突っ込んでしまうという、このエグいシステム。アイドル不調のデルタが嘘のように直ってしまった実績もあります。5〜60,000km走行程度のインジェクション車にお勧めです。
さて、この後Xantiaはエラく調子よくなり、アイドリングも850rpm程度で安定しました。これからはゲタとして頑張って貰います。
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