箱根3

2009年09月04日

 最終日はホテルのカウンターで荷物を預ける。実は重たい手荷物やおみやげを箱根湯本の駅まで別便で運んでくれるサービスがあるのだ(1個600円)。なので最終日も身軽に行動できる。今回思ったのだけれど、箱根ってバスの便がすばらしい。せいぜい10分も待つとあちこちに張り巡らされたバス網のどれかに乗れる。コレ、クルマだとかえって不便かもよ。写真はガラスの森美術館の中庭。帰りは湯本からロマンスカーで帰還。



'97 Fiat Punto ELX Cabrio 〜華麗なるクルマ遍歴シリーズ(8)〜

2009年09月04日

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 一時期、僕は同時に4台のクルマを同時所有していた。あまりといえばあまりな話で、ほどなく僕はどんどんクルマを処分して2CVだけが手許に残った。シモキタに住んでいた時は2CVで引っ越しやら家具の運搬やらをまかなっていて、ある寒い冬の朝にYっちがインフルエンザでぶっ倒れたときも厳寒の2CVで世田谷の病院まで連れて行った。2CVはとても調子が良かったんだけど、生活に使うにはなかなか厳しく、特に夏場の稼働率はほぼゼロだった。
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 そんなわけでついに僕は2CVとの別れを決意する。Yっちによればやっぱりクルマは屋根が開かないとダメらしい。で、選んだのがフィアットのプントであった。ちなみに日本と違ってイタリアには階級意識という名のカースト制(^^;がまだ残っていて、所詮庶民はフィアットに乗ることしかできない。いくら金があってもフェラーリを所有することは許されないのだという。庶民と上流階級とでは修理工場まで違う。これは日本では考えられない。僕の知り合いの医者がキャブレターのフェラーリ308を持っているのだけれど、彼がフィオラノ詣でをしたときに「実は僕もフェラーリ・オーナーで」と地元のひとに話すと、「医者ごときがフェラーリに乗れるはずがない」と一笑に付されたそうだ。あのジェームス・ボンドは特権階級だからアストン・マーティンに乗れるのだ。
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 つーことはさておき、ショミンのクルマ、フィアットプントである。フツーのプントの屋根を無理矢理切ったので剛性はぐにゃぐにゃだった。オープンカーは屋根を切った代償としてボディの強化を行う。だから屋根付きグルマより重量が重くなるのがよくあるケース。1.2Lのエンジンはかなりひ弱なので、高速の追い越し加速は、いきおいベタ踏みとなる。だからかえって燃費が悪かった。で、問題はスバル製CVTである。いわゆる無断変速ってやつでこれの操作はかなり違和感があった。慣れるまでが結構気持ち悪かった。黄色いボディは愛嬌があってかなり気に入っていたんだけど、運転感覚は気に入らなかったなぁ。で、売っちゃった。次のオーナーは「エアスポイラー付けるんです」とうれしそうだった。ダサ。



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