若干持ち直したか

2009年04月09日

 朝、Yっちと駆けつけると意外と元気そう。水も飲むようになっていた。しゃべれるようになっていたけど、「いままでいろいろありがとうね」と過去形で語るようになってきた。ヤバイ。
 多少落ち着いたので主治医のH先生に話を聞く。下血の原因はわからないが、たぶん胃か腸にガンが散らばったのであろうと。検査によって原因を突き止めることはできるが、突き止めたからといって治療ができるワケじゃないし、検査はかなりの苦痛を伴う。だからやらない。状況証拠から見ると胃か、腸に転移してるっぽい。現状では血圧が低下しているが、安易に輸血すると体内バランスが崩れ、死が近づく危険がある。痛みがあるからといってモルヒネを処方することもできるけど、これによってやはりバランスが崩れることがある。今はガンが脊髄に転移して、うまいこと痛みを緩和している、とみることもできる。精神安定剤やモルヒネの使用は、限界ぎりぎりまで使用を待った方が良いこと。いわゆる延命措置を行わないことの確認をした。
 その後Yっちママの姪のFおばが面会に来ると、ママは俄然元気になる。手を握ってやると顔色もずいぶん良くなる。彼女の中では「いま浅草にいる」と思ってるみたい。Fおばと僕は早めに病院を出たけど、残ったYっちの話によるとまたまた具合が悪くなり、意識混濁となったらしい。予断は許さない展開。



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