吉田はじめ

2009年06月20日

 吉田はじめ君を初めて見たのは、僕の日記では2005年10月26日というからもう、4年も前のことになる。江古田マーキーでの水谷さんのライブの対バンだった。マーキーの新人というとまぁ、これは言っちゃなんだけど酷いものが多くて、この日も全然期待してなかったんだ。
 見かけによらない甘ったるい歌声。ぼけっと聞いていたんだけど「自分は他人」の突き刺さる言葉に、まさにヤラれてしまった。壮絶なまでの自虐的な歌詞は普通の人が歌ったらキツくなりすぎてしまうところ。それとは反対に思わずニヤリとしてしまう「ごあいさつ」。カノジョのご両親の前でカチカチになった吉田君を想像してしまって楽しい。その時は客席に高田彰も居たのだけれど、一同「吉田はじめ」って何者だ?と盛り上がってしまった。
 その後1年半ほどの間に、僕の周りの人間はみんな吉田君のファンになってしまった。でもライブがハネるとすぐ帰ってしまう吉田君に関しての謎は深まるばかり。ついに高田彰の対バンとなった日に、吉田君を打ち上げに誘うことに成功。自宅はなんと鎌倉と遠く、長居はできなかったのだ。歌の完成度に比べてライブ活動歴は浅く、まだ数年だという。もちろん活動も江古田マーキーだけだと言う。
 マーキーの観客といえばまぁ、多くても10〜20人程度だからせっかくの吉田君の歌を埋もれさせるのはもったいなさ過ぎる。というわけで音源をネット上で公開することにしました。吉田ワールドを堪能してみてください。
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コメント

泣きました。
いやはや!

あ、ヤラれた?>きくちゃんねるぅ
「決意の時」なんてまさに今のきくちゃんねるぅにぴったりね。

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