東武博物館

2009年08月16日

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 昨日乗った東上線の吊り広告で知った。東武博物館っていうものがあるらしい、なおかつ20周年記念なんだと。うおー、そんなの知らなかったよ。東武ファンとしては行かねばなるまい。で、どこにあるのか調べてみると東武伊勢崎線東向島駅だと。ん?そんな駅知らねーぞ、とさらに調べるとなーんだ、元の玉ノ井駅じゃん。玉ノ井といえば赤線の街だ。着いてみると入館料は大人200円!安い。で、覚悟はしていたものの、ガキンチョの大群であった。ちなみにこういうところは素人と一緒に行ってはいけない。足手まといなだけである。今回は開園20周年リニューアルだそうで、その目玉は猫ひげ5700系の復刻である。写真が復刻なった流線型モハ5701。昭和26年、日光観光での国鉄との覇権争いを担ってデビュー。このころすでに直角カルダンの駆動方式を採用したモダンな形式だったそうだ。その後この流線型は廃止となり、僕はもちろんこの流線型のゴナナを見たことはなかった。見よ、この時代にしてすでに密着自動連結器だ。
 こちらが見慣れた5700系の顔。これは一度だけ乗ったことがある。高校のころだったっけ?
 東上線で秩父からのセメント列車を引いていたED5010。懐かしいな。車掌車がキミドリ色だったんだよなぁ。で。
 お戯れに台車の砂箱を開けてみたら、砂が満載でびっくり。まだ走る気なんだろうか?
 おなじみ1720系DRCはぶった切られて展示されていた。好きだったのになぁ。
 博物館なので当然巨大レイアウトがある。ちなみにこれをジオラマと呼ぶのは素人。「鉄」ならばレイアウトでしょ、やっぱ。ガキンチョ、ちょー群がる。
 別に好きでもなんでもないんだけど、模型となれば話は別。1/20のスペーシア。見事な出来映え。
 1/20の模型なんて博物館にしかないんだから、フル・スクラッチビルドということになる。この、波打ち車輪、どうやって作ったんだろ?鋳物を旋盤加工したのかな?台車だって凄い。パンタグラフだって一個一個手組みしてるんだろう。それと、内装シートのモケットの感じなんてどーだ。どういう素材使ってんだろ?プロの仕事。そのほかにも1/20のデハ10 の2連とか1700系とかも展示してあって東武ファンにはたまらない。
エントランスに展示してあったカツミ製1/80HOゲージ(本当は16番ゲージ)の7800系4連。台車もDT16で代用なんかしていなくて、正しく住友FS10だった。せめてこれだけでも欲しいなぁ、と思ったら4両で29万円だって。買えねー。ちなみに隣に展示してあった8000系の台車もちゃんとしたミンデンドイツのFS056/356を再現してた。最近は凄いのね。昔は日光モデルから出ていた阪急用のFS45で代用してたもんな。
 というわけで極めてマジメな博物館でした。コドモだましじゃないもん。この内容で入場料200円は破格。コアな東武ファンも楽しめます。


コメント

なんだここは!!
こんな所があるなんて〜。。

と言っても、私は鉄でも鉄違いですから・・よく解りませんが、解ることといったら、博学でコアな大人のMin^2さんの中に、コドモのような好奇心が渦巻いているのが1つだけ解ったことですかねー、この日記の語りでw

台車まで覚えていらっしゃるとは
筋金入りですね(^−^)
さすがです。
私なんて足元にも及ばない。

CS放送(MONDO TV)でやっている
機関車列伝、鉄道車両列伝を
ぜひ見ていただいくらいです。
テレビ朝日系列のCGTVの鉄道版
(もっと無骨だけど)
フロント ダブルウイッシュボーン、リア トレーリングアーム
みたいに 両端台車がDT115B、中間台車がDT116Cで…
なんてやっています(^^ゞ

「模型鉄」だったので台車形式には敏感なんです>みなさま

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