フォルヒ・ギター

2010年05月01日

 連休だけど、カネもないのでもっともカネのかからないレジャー、お茶の水の楽器屋めぐり。LLUCK GUITARというのは最近出来たらしい、クラシック専門の店だが、僕が入っていくとヤブ睨みの店主が出てきて印象は最悪。ダメだね、こんな店は。Blue-Gへ行くと、どうやら関西フォークの大御所らしい人が居てべらべらしゃべってる。「今度コーちゃん連れて来ようか」コーちゃんって誰だろ?と思ったらどうやら南こうせつのことらしい。それにしてもこの人誰だろ?オレ、フォークの人って全然知らないのよねぇ。ギター見てる感じじゃなかったので早々に退散。
 表通りのクロサワでマーチンの36万のOM-28の弾かせてもらうが、僕のNorth Woodのほうが全然いいや。マーチンってやっぱロクな楽器が無いよね。100万以上するやつは別だけど。で、いつものWoodmanへ行ってみるが、ここ、在庫がダメダメになりつつある。渋谷店もそうだったけど。収穫無し。
 ホーボーズ。高級ギターが並ぶ。偶然らしいけど、D-28のクラレンスホワイト・モデルが2本もある。大阪からお客さんが見に来ていたよ。ここで目に付いたのがチェコ製のフォルヒ。値段の割に各方面から絶賛だったので弾いてみたかった。
10050102.jpg シダートップ、ローズサイド/バックのモデル。前に持っていたローデンと同じね。で、これが素晴らしいギターだった。シダーなので音の立ち上がりが鋭く、味わい深いサスティーン。どう見ても40万はしそうなクオリティだ。で、コレが新品で19万。人件費が安いチェコならでは楽器なのだ。たまーに中古が出るらしいが、販売価格で12万くらいらしいから、あっという間に売れてしまうそうだ。このギターが10万だったら僕も欲しい。
 いただいたカタログの文章が泣けるので掲載しておく。
 社会主義国であるチェコスロバキアのブルーグラスプレイヤーである、フランティセク・フォルヒはなぜ自分の国には良いギターが無いのか、不思議でした
 遠い自由の国からやってくるギターは、素晴らしい音色を奏でますが、値段が高すぎて、誰も買うことができません。
 そして、1981年のある日、フランティセクは、自宅のガレージでギターを造り始めました。当局の目を気にして、友人たちと必死で作り上げたギターは、きっと自由の音がしたに違いありません。
 1989年11月、ビロード革命によって民主主義の国、チェコ共和国が誕生すると、フランティセクのギターは、ヨーロッパ中のプレーヤーに迎え入れられ、愛されるようになります。そして2003年の春、フランティセクのギターは10000kmを超えて、日本へやって来ました。
 フォルヒ、絶対のオススメです!



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