テイラーの調整

2006年11月12日

 というわけで松下工房である。原宿のど真ん中にある小さな工房では5,6人の若いスタッフが黙々と作業をしていた。以前M谷さんが、全然鳴らなくなった彼のテイラーをここへ持ち込んで、見違えるほどに復活したのを知っていたので、初めて行ってみたわけ。実は沢山のプロギタリストがここへ出していることを知っていたのもあるけどね。
 応対に出てくれた若いリペアーマンの川中君、僕のテイラーを見るなり、「アクション(弦高)が低すぎるからデリケートになっちゃったんですよ」と言う。弦高が低ければ弾きやすいけれど、ほんのちょっとの環境の変化によるネックのわずかな反りでも、ビビりなどの支障が発生しやすいのだという。確かに1弦高フレットでは音が詰まりやすかった。それから川中君は小さなハンマーでフレットを叩く。中央部と端の部分で音が違う。「ね、違いますよね、ほんのわずかにフレットが浮いているんですよ」ほほ〜。このあたりでもう、すべてを彼に任せてしまおうと考えていた。それから彼はオイルを筆に染ませてサドルのふちに垂らす。オイルはすっと吸い込まれてしまった。「いま、見ましたよね。サドルが浮いてるんですよ。」ううー。指板の14フレットあたりも浮いているそうだ。これらは接着し直しということになる。結局ブリッジを牛骨に換えて弦高を上げ、オクターブ調整、フレット摺り合わせ調整ということになった。見積額は3万ほど。。。痛いけどこの際目一杯やってもらおう。ちなみにオクターブ調整は1,2,3,4弦は12フレット近辺で、5,6減は7フレットあたりでやってもらうことにした。「テイラー、からっとした音でいい楽器ですよね」と言ってくれた。ちなみに川中君は参宮橋の駅前のマンションに住んでいるそうだ(^^;
 仕上がりが楽しみ。



コメント

いっつも私も行ってます。
えと、水曜木曜が10%オフの日です・・・
あ、あと雨の日も10%オフです!!

行った日は雨だったかなぁ?

ふぇぇ、常連さんなんだ。
平日はなぁ。。。。行けませんてば。

一回行くと次の割引券くれるんですよ!
やっぱりこれも10%オフでしたよ!
でも有効期限が・・・

忘れちゃった。。
でも短かったよーな・・・

リペアーなんてせいぜい。。。年に1回だよね〜(^^;

えー。
ゾさん、一年くらい前に聞いたときに、松下はダメだって言ってたじゃーない。
(友人が入手したMC924の調整に出すので、良いリペアショップはないかと聞いたとき)
そのまま伝えちゃったよー。

なんだ?なんだ!

ヒサヲすまぬぅ〜!
手前にいつもいるメガネの人だと良いよ!
てか、あと持ってく楽器にもよるのかも。
Sadowskyの時とぼろフェンダージャパンストラトの差を出してしまった?のかなぁ?
わかんにゃいぃ・・・

すまぬぅ。。
てか前おれなんて言ったっけぇ?

友人がオークションでイバニーズのMC924というベース(スティングとかマイク・ポーカロの使ってたやつです)を入手したんですが、いまいち良くないんで調整に出そうとして、相談を受けたんです。

で、リペアショップない? と聞いたら、うーん、松下はやめた方がいいよ、高いけど全然良くない、と言われたわけで。

ご指名でないと、当たり外れがあるのかニャ?

あ〜、つらつら思い返してみるに・・・
むか〜しJazz研時代にHotMusicSchoolに行ってたとき、なんか修理(なつかしのハイラムか335か・・・)持ってってさ、んで高かった割にすぐまた調子悪くなったんだよね。んでお師匠にその話ししたら、(もともとお師匠が薦めたくせに)「あ〜、松下さん最近もうかってるから若いのにまかせっきりで・・・」みたいな話しがあり・・・
だからそれ以来いいイメージが無かったんだけど、なんでだか忘れたけど、またいったんだよね。
まぁ近いしね。
そしたら良かったんだよね♪
去年かな?一昨年?

ってことでごめんなさいぃ。。。

でもいまでも当たり外れあったら・・・
しっかり毎回確認がいいのかも?
でしたっ。

ん〜、リペアーマンのT君の話はとても理路整然としてわかりやすく、なによりギターが好きなんだなぁってのがガンガンこっちに伝わってきたのよ。だからもう、お任せしましょって感じで。
ちょっとお値段は高いなぁとは思うけど。3万って言ったら安いギター1本買えちゃうもんね。


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