オレゴン@ビルボード東京

2008年09月29日

 ついにオレゴンが、ラルフ・タウナー様がやってくる!タウナー様は2001年に水戸芸術館で渡辺香津美とデュオライブ(これは見たかったなぁ)をやって以来の来日。
 仕事を切り上げて六本木ミッドタウンへ初めて出かける。鳴り物入りでオープンしたミッドタウンだけど、人影少なく、「死んでる」感じぃ。ここの4階、ビルボード東京が今日の会場。待ち合わせていたYっちと中へ。ビルボード東京、それにしても安っぽいディスコのエントランスみたい。チョーダサい。生ビールは900円、ピザは1,700円という暴利。なにしろ音楽が音楽ですから、こんなところではなくて、ちゃんとしたホールで見たかったなぁ。ブルーノートの方がまだマシかも。あ、タウナー様のソロ・コンサートだったらカザルス・ホールとかサントリー・ホールとかでやったらいいのにね。これで音が悪かったら暴れるぞ、みたいな。
 さすがにオレゴンなんて聞きに来るヤツはよっぽどの好き者だよね。入りはイマイチ。ミュージシャンもずいぶん居たみたいだけどYっちは入り口あたりで手塚眞を発見。同席した女性はプロのジャズシンガーだと言っていた。僕らの席はタウナー様の真ん前2列目。ステージを見上げてちょっとがっかりする。スタインウェイのフルコンの前にはヤマハのエレガットしか置いてなかったからだ。ああ、やっぱりエレクトリックばりばりなんだろうか。。。。
 お高いピザを食べ終わったころ、ホールは暗転、オレゴン入場。動いてる生タウナー様を見て僕は鳥肌が立ってしまう。初めてジョアン・ジルベルトを見たときと同じ興奮。そして手にはしっかりガットギターが握られていた。ひと安心。
1000 Kilometers ライブは2007年に出たニューアルバム「1000 Kilometers」の曲が中心。それにしても僕の目の前5mでタウナー様が演奏している幸せ。で、手が物凄くでかい。運指が美しい。ヤマハのエレガットはmidiコントローラーとして使ってましたね。midiだけだとどうしても出音が遅れるので、エレガットのピックアップ音とミックスしてました。若いドラマー、Mark Walkerの曲「Deep Six」でのPaul McCandlessのソプラニーノ・サックスソロはコルトレーン丸出しでのけぞってしまう。ここではタウナー様はピアノを弾いていた。CDではソロ演奏だった「アンセム」のバンド版も良かった。途中、フリーフォームのパフォーマンスもあって、OREGONの面目躍如といったところ。あっという間の1時間。もっと聞きたかった。欲を言えばタウナー様のソロギターも。
Anthem ライブ終了後、ステージ脇で「サイン会(笑)」。みんな一様にCDを持って並んでたけど、僕は譜面。タウナー様に差し出したら「おー、これ持ってるんだ!」「いや、あなたの曲は難しくて」「え?どれが難しいんだい?」「ジョイフル・デパーチャー!」と言ったところで、ジョージ・ベンソン似のビルボードスタッフに「早く行け」と促されてしまう。これにはタウナー様も「ノォ」って言ってた。もっといろいろ話したかった。英語ダメダメだけど。そのまま帰る気になれなくてタクシーでシモキタSugarへ。CDをかけてもらう。


コメント

夜景はきれいだと思うんですけど
高いですよねー
よっぽどじゃなきゃ行きたくないですビルボード東京・・・

ですねぇ、無茶苦茶高い。
音楽はホント最高でしたから。

オレゴン来たんだ。まだやってたんだ。一時良く聴いた。俺はエルビン・ジョーンズと一緒にやってるのが好きだった。

Elvin JonesとOREGONって想像つきませんね。
これですね。

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