'94 SAAB900S2.3i 〜華麗なるクルマ遍歴シリーズ(9)〜

2009年09月05日

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 「SAABの900ってさぁ、結構いいよね」弊社社長があるときつぶやく。「出来は良さそうだし、頭良さそうに見えるじゃん。で市場価格がめちゃめちゃ安いんだよ」という。サーブといえば、ボルボと並ぶスウェーデンメーカー。でも、確かにヤフオクでもゴミみたいな値段で売ってる。で、なぜか僕がそれにまんまと乗ってしまうことになった。
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 SAABの900というと、バブル時代に出た900ターボってのがある。あれに異常に執着してしまった友人も居るのだけれど、あの900ターボってのはかなり厄介なクルマで、思った通りの返り血を浴びていた。でニュー900ってのは実は中身アメ車である。エンジンはGM製なのである。前オーナーは超ヘビースモーカーのじじぃだったそうで、車内クリーニングにかなり金がかかった。
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 ボロラテン車を乗り継いできてこれに乗ると、うわぁ、スウェーデンのクルマってこんなにしっかりしてるんだなぁと驚く。でもこれの良さってボロラテン車を知ってるからわかるんだよね。だってこの安定感ってアルファロメオには決してないもん。だからといって僕はメルセデスやBMWやSAABが本当にいいクルマだとは思ってない。「いい」の次元が違うのよ。僕がクルマ好きと知って、にじにじと寄ってくるメルセデスなひとたちは、「ベンツいいよねぇ」としか言わない。つまらない。一度シトロエンのXMとかに乗ってみなさいよ、ねぇ。

 このGMサーブ、乗り心地はいいし、ハンドリングは適度に緩いし、エンジンパワーはじゅうぶんだし、エアコンは寒いくらい効くんだけど欠点もあった。エンジンマウントが緩いのである。アイドリング中、エンジンの振動ががたがたとステアリングに伝わってきて不快。でもエンジンマウントはパーツだけでも5万もするのだそうだ。そりゃ、放置だね、フツー。

 このクルマ、何の問題もなかったんだけど所有するヨロコビといったものが「ゼロ」でした。ただの運搬装置にすぎん。やっぱりダメなんだよねーこーゆーの。


コメント

で、今は車ナシですかぁ。いいなぁ、ある意味。
ドイツ車歴が無いのがやはりという感じ(笑)。
(ま、最後の奴がソレに近いですけどね)

ウチは、遍歴書こうにも画像が残ってないのが多くて
記事にしても面白くなさそうですわ。

クルマに関して、偉大なひとを失ったので、なにか備忘録をと思って書きました。
いや、いまこそ実は2シーターオープンを狙ってます、マジで。

そういうことでしたか・・・>いきなりの遍歴UP

そんな方々に支えられたってのもあるでしょうけど、遍歴見ても
みんさんは確実にレベルアップしてるし、努力の跡が伺えますよ。
欲望オンリーの自分の遍歴が恥ずかしいなー(笑・・・でもマヂで)。

で、所有復帰ですか? やはりクルマからは逃れられないのかなぁ〜^^;
OP2シーターですと、やはりろどすたが手堅いでしょうけど、
今ならFFの2代目アルファスパイダーやバルケッタあたりも比較的
入手しやすいですね。面白いかどうかは謎ですけど。。。

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