メーカーズシャツ鎌倉

2011年08月13日

 今の会社は普段はTシャツにGパン。週に1,2回はお客さんのところへ行くのでそのときはスーツ、という感じだったんだけど今度の会社は毎日スーツ。それだととてもじゃないけどシャツが足りないよ。気持ち的には半袖なんて邪道なんだけど、これだけ暑い東京じゃ仕事にならん。で、新宿に新しくシャツの店ができた、というので仕事の終わったYっちと行ってみた。
 20歳のころ、ちょっと色気づいてメンズクラブなんかを見て、新宿の三峰、伊勢屋、TAKA-Qあたりで洋服を買い始めた。サイタマの田舎もんだったから原宿とか青山なんかは怖くて足を踏み入れられなかった(笑)。もちろんバイト代を少しずつ貯めて月に1回、1アイテム買うのがせいぜい。それは菱屋のレジメンタルのネクタイだったり、リーガルのコインローファーだったり、Campaxのプルオーヴァーのボタンダウンシャツだったりした。毎月吟味に吟味を重ねて何を買うかを決めていたので値段もはっきり覚えてる。ネクタイは5,500円、ローファーは9,800円、シャツは4,900円だったなぁ。J-Pressのオックスフォードのボタンダウンシャツは5,500円だった。でもブルックスだと8,000円以上したので手が届かなかったなぁ。で、忘れもしないニューヨーカーの紺ブレはもちろん3つボタン段返り中ひとつ掛けで、金色の真鍮のボタン、32,000円もした。それから30年、伊勢丹に行っても最近はイタリアンなものが主流で、昔ながらのシルエットのシャツにはなかなかお目にかかれない。カフスなんかぴっちりしてて腕時計ができないくらい。
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 ところがどうだ、このシャツは。こんなキャンディ・ストライプのシャツ、今じゃ滅多にお目にかかれないぞ。シルエットもどかんとしていてハラの出はじめた僕らにぴったり。これはメーカーズシャツ鎌倉のボタンダウン。ホームページを見ると、見事に僕らオヤジ世代をターゲットにしてることがわかる。新宿店に入るとあの石津謙介氏の額がかかっていて、ああ、VANなんだなとわかる。シャツは生地、縫製どちらも一級品、ポールスチュアートに居たYっちも太鼓判。それもそのはず、メイド・イン・ジャパンなのだ。しかもこのシャツがプロパーで5,000円。生地も#100以上のものがフツーにある。オーダーシャツだって1万円でできちゃう。というわけで思わずこのシャツと、赤いピンストライプのシャツを2枚お買いあげ。レディースのジャケットなんかもなんと15,750円とお買い得みたい。


コメント

こちらのシャツは日本帰国後からお世話になってまする・・
ファブリックがCP高いよね。
大杉さんもワタシもよく買います。ここのデザインもないす!

終わりの方のVAN世代だもんネ!!

懐かしい感じよね。

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