六本木アフタヌーンオペラVol.1

2011年11月12日

 子供の頃、実家にクラシック大全集みたいなレコードコレクションがあった。小学館かなにかの企画モノだったんだと思う。百科事典のレコード版だと思えばよろしい。各時代の作曲家ごとにその生い立ちやら解説、そしてレコード一枚がついて、24巻くらいあったと思う。僕が好きだったのはヴィヴァルディ、テレマン、バッハなんかのバロック系かドヴォルザークやスメタナあたり。ヴェートーベンやモーツァルトはイマイチ好きになれなかった。あと、シューベルト系の歌曲系がまったくダメ。さらにロッシーニとかのオペラが嫌いだった。だってカッコ悪いと思ったんだもん。
 ところかこのたび、ひょんなことからオペラのミニコンサートを見に行くことになりました。場所は六本木の小さなホール。もちろん僕は全くもって興味が無かった分野だったし、知識もゼロだったんですが、やはり凄いです。オペラ歌手。覚悟はしてたけど声がなにしろデカイ。前から3番目くらいで見てたんだけど、耳が痛いほど。もちろんマイクなんか無しです。僕もライブ活動がかれこれ10年を越えるけど、こんな声がデカい人たちには会ったことがありません。しかも超高い音域から16分音符でスケール練習みたいなパッセージとか同音での6連符での装飾音とか、もはや楽器です。わざとこういうテクニックを見せつけるような作曲にしてるんでしょうな、たぶん。なんか、味わいとかそういう部分よりも、どーだすげーだろ?みたいな超絶テクニックな世界が広がってました。でも、これだけでっかい声でがなられると超気持ちいいです。びっくりな体験でした。


コメント

ど頭で超高音域をピアニシモで歌い出すところなんか、『どや顔』してますね(笑)。

食われるかと思いました(笑)

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