日本一の「手みやげ」はどれだ!?―決定版

2006年09月03日

 実はあのライブドアさんの企画で、書評を書きましょう、というキャンペーンに参加することにしました。んでもって第一弾のこの本を読みましたので報告を。これからちょくちょくこのブログでやっていく予定でございます。

 とらやの羊羹、泉屋のクッキー、豊島屋の鳩サブレー、浪花屋の柿の種、ユーハイムのバウムクーヘン、文明堂のカステラ、風月堂のゴーフル。。。。
 手みやげというと漠然とこういうものを思い浮かべた僕はもはやオヤヂなのだろうか?泉屋もユーハイムも載ってはいるが、この本では全く違った世界が展開していた!元々はブルータスでの特集を記事にしたこの本、「手みやげ選考委員会」なる36人が選んだ古今東西の手みやげ品を秋元康、酒井順子、松任谷正隆、佐藤可士和という4人がジャンルごとに審査してゆく、という形で粛々と進む。というか、怒濤の選考会が繰り広げられる。何しろ192品を2ヒート、384品を食べまくるというもの。というわけでこの本は「壮大なる手みやげカタログ」でもあるのです。ただし、扱う情報数が多すぎてページのあちこちにしおりを入れながら読まなくちゃいけないのはちょっと不便。WEBだったらクリックしてポップアップ画面へ、なんて感じで見やすいのだろうけれども。いろいろ付録がついてたり、最後のページにキリンビールの広告があったりしてめくりにくい本であることも読みにくさにつながっていると思います。
 ムックとしてまとめるにあたり、追加した特集はちょっとパワー不足で、逆に本編の意図を薄めてしまっている感もなきにしもあらず。ただし、この本で一番印象的だったのは強烈な鮒寿司を食べたフランス人三つ星シェフ、ガニェールさんのひとこと。「おいしい、おいしくない、とは言いたくない。なぜなら、日本とフランスでは食文化、習慣が違うから」うーん、流石、凄いなぁ、かっこいいなぁ。と妙に感心したりして。
 総じて写真は綺麗で、ぱらぱらめくっているとどんどんおなかが空いてくる罪な本だと思います。(その証拠に昨日家内と信濃町のメーヤウにカレーを食べに行っちゃったし。)でもさ、手みやげにカツサンドは持っていかないよなぁ、フツー。え?ウチですか?加島屋のさけ茶漬けとかカールユーハイムのバウムクーヘンとかかなぁ、やっぱり。


日本一の「手みやげ」はどれだ!?―決定版

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コメント

我が家の手土産は以下のとおりです。

福壽堂秀信の和菓子(大阪)
ポワールのケーキ(大阪)
ケーニヒスクローネのアルテナ、パイ(神戸)
クラブハリエのバウムクーヘン(滋賀)
福砂屋のカステラ(長崎)

お菓子ばっかりですね(^^ゞ


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