'95 Citroen Xantia SX 〜華麗なるクルマ遍歴シリーズ(4)〜

2009年08月31日

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 フランス車なみなさんとおつきあいが深まるうち、シトロエンBXなんてどうよ、なんて話になってきた。ハイドロニューマチックっていうシトロエンならではの油圧制御を備えたクルマである。みなさんの愛車をお借りしたりして、結構いいのは知っていたんだけど、なにかとトラブルの絶えないクルマなんだよね。デルタに乗ってる僕が言うのもなんだけど。壊れまくるデルタに加えて、フツーのセダンが壊れまくってどうするよ、ということでBXに手を出すのは躊躇していた。

 そんなとき、過走行のエグザンティアの中古が出た。BXの後継車だ。かなり安かった。で、行っちゃった。これも現状渡しで引き取ってきたんだけど、群馬の某工場で車検を受けたばかりだという。なのにフロントタイヤを外してみてびっくりした。ブレーキローターが尋常でなく減ってた。こんなんでよく車検通ったよな。川越のマツダでパーツを取り寄せ(当時マツダはシトロエンの代理店をやっていた)、交換。ラジエーターのサーモスタットもイカれていたので交換、信号待ちでエンジンストップしたりしたのでアイドルバルブを掃除。オルタネーターも死んでたので中古パーツに交換。ここまでやったらすこぶる調子が良くなった。そういえば予防保全でタイミングベルトの交換まで自分でやった。
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 知ってるひともいるかもしれないが、古いハイドロニューマチック・シトロエンはエンジンを切るとブレーキが効かなくなり、やがて車高も落ちて出来損ないの犬みたいにしゃがみこんでしまう。このせいでタワーパーキングなんかに駐車すると亀の子になってしまうこともある。で、エグザンティアはマイナーチェンジ後、「お座り」しないシステムが組み込まれる。それが僕の'95年型以降だった。油圧サスペンションはいかにも乗り心地が良さそうだが、凸凹の多い町乗りだとかえって突き上げが酷い。真価を発揮するのは高速走行時だ。まさに氷の上を滑るように走る。でもこれって「ぬおわkm/h」くらい出さないと。。。なんだな。

 信号待ちで止まっているとお尻がぴょこぴょこと上がったり下がったりして可愛いヤツなんだけど、やっぱりどうしてもオッサン臭いエクステリアと、峠道でのハンドリングに違和感を感じて1年足らずで手放してしまった。というか、次の話に出てくるジュリエッタと交換してしまった。ははは。



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