タミヤとハセガワ

2010年05月30日

 プラモデルの世界では、まさに「世界のタミヤ」であって、その金型の正確さ、パーツの合いからみると、レベルだのモノグラムなんていうのはクソキットみたいなもんだろう。タミヤのクルマのキットはかっこいいけど、結構デフォルメが大げさだった。シトロエン2CVのリアの角度はかなりなだらかだし、ユーノス・ロードスターのウインドシールドはかなり寝ていた。片やハセガワといえば飛行機がやはり有名。こちらもかっちりとしたパーツ構成でタミヤよりも繊細なイメージ。そして、原型も手堅く忠実な印象がある。
 イマドキ、プラモなんて流行んねーよ、という意見以前に、最近の若い人たちはキットを組み立てることができないらしい、能力として不足してるそうだ。説明書に従って進めることもできないのだそうだ。必然的にプラモ市場のターゲットは我々オヤジ世代へ向けられるわけであるが、もう、老眼が進んでしまって組めねーよ、な状態。大体1/12のフェラーリのスライド金型の制作費は1億円らしい。そんなの回収できるのかぁ、という世界なのだ。そんな中、我々よりもさらに上の年代をターゲットにした、タミヤとハセガワの新製品、1/20 Lotus79が出るらしい、完全なるバッティングだ。昔スバルインプレッサWRCのバッティングもあったなぁの両社、果たしてどうなんだろうか?
 こちらはタミヤの79。エッチングパーツも同時発売ってのがイマ風ですが、これを仕上げられるのはかなり上級者だよなぁ。
 こちらはハセガワ。うーん、どちらもデカールがJohn Player Specialじゃないのが寂しいところ。タバコステッカーはモケイの世界でも御法度なのだ。
 1/20ってスケールは実はかなり微妙であって、普通はクルマのモケイなら1/24になる。F1は小柄だからだろうか?タミヤのF1シリーズは何故か昔から1/20だった。我らが中嶋がF1に打って出た1980年代の終わりに、プラモデル界もF1ブームになったのだが、1/24のキットは何故か日本では流行らず、タミヤが生き残った。今回ハセガワが1/20になったのもそんな経緯があるのかも知れない。それにしても何を今更Lotus79なのだろう?1/43ミニカーの世界では昔SRCとメリのメタルキットがバッティングして。。。。ってこんな話しても誰も知らないよね。
 と言ってる僕も、マンション住まいじゃエアブラシ吹くわけにもいかず、老後のためにとせっせとため込んだガレージキットは永遠に完成しないような気もしますが。


コメント

うわー,これはタマラン!! 原点っつーか,なんつーか.(^^;
でも,JPSじゃないとなぁ・・・と思ってしまう訳ですよ,やっぱり.

自分は「航空研究部」だったので,必然的にハセガワ派であります!

えっと、どっちの栗山さんでしょうか???(^^;

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