Taylorギタークリニック@ロックイン新宿

2012年03月24日

12032401.jpg
 僕のセカンドギターの'95 Tarlor 420は元々10年くらい前にヤフーのオークションで8万円で落札したもの。我が家に届いたそのTaylorは、全然弾いてなかったらしく全く鳴らなかった。それでも諦めずに毎日しこしこ弾いていたら3ヶ月目にバリバリ鳴ってきて、ちゃんとしたいいギターであることが証明された。やっぱり楽器って弾かないとダメみたい。楽器屋さんに置いてある100万くらいの新品マーチンだって全然ダメなこともあるけど、ちゃんと所有して弾きこんであげると鳴ってくるんだ。だから僕の持論としては、そこそこ上手いプレイヤーが所有していたギターが最高の「狙い目」だと思う。で、カラーとしては正にカリフォルニアの風って感じの音色がする。フィンガーピッキングよりもカッティングが気持ちいい歌伴向きのギターです。
 そんなこんなでロックイン新宿でTaylorギタークリニックがあるというので、行ってきました。実は僕の420という型番はもう、Taylorには無く、詳しいスペックも不明。1995年当時モリダイラが輸入し始めた頃のモデルで、メイプルサイドバックのDタイプ、サテンフィニッシュ。新品価格は16万円だったということくらいしかわかっていなかった。Taylorのリペアマンさんは予めその辺りのことを調べていてくれました。
12032402.jpg
 現行のTaylorのネックはなんとボルト3本でボディに接続されているので、コンディションが悪くて取り付け角が狂った場合でもネックをちょこっと外してシム調整が出来るようになっているのだ。写真は現行モデルのボディ。これはTaylorの特許であるから、他のギターメーカーは真似できないのだそうだ。ところが僕の'95 420は過去のモデル。ネックはボルト接続なのだが、指板は接着だという。このクリニックではお客さんのTaylorのネックまで外してチェックをするのだそうだが、僕のはネックは簡単に外せない。なので全体のチェックだけになった。
 僕の420は買ってすぐFishmanのピエゾピックアップを取り付け、次いでナットとブリッジを牛骨に交換、そしてアクションがイマイチだったグローバーのペグを日本製のゴトーに交換。リペアマンさんも「ペグはゴトーがいちばんです」と言ってました。僕はオリジナル偏向ではないのでこれでオーケー。そういえばクルマの世界でもオリジナル偏向の変態野郎がいっぱい居たなぁ。楽器の世界も同じで、以前mixiのTaylorコミュニティでペグ交換のコメントしたら非難囂々になってかなりがっかりした。なのでもうあそこでは発言しない。
 そんなことは関係なく、僕のTaylorは「何もいじるところは無い」そうだ。最後に調整に出したのはたぶん、5年以上も前だなぁ。丈夫なギターです。で、新品のエリクサーを張ってもらい、お土産もいただく。で、このギターをかかえて銀座へジャムりに行く。



« Mac環境あれこれ(1) | メイン | 辻タダオライブ@銀座TRILL »